八王子市の鳥・オオルリの生息地である丘陵地や山間部の自然環境の動向を見守るため、1992年以来生息数調査を毎年行っている。また、オオルリの他にツツドリ、ホトトギス、クロツグミ、キビタキ、センダイムシクイ等の夏鳥の数もカウントしている。
1.調査場所
第1表に示す通り八王子市内の丘陵地、山間部の沢筋、谷筋の19区域で行った。踏査総延長は約101kmである。
2.調査時期
4月下旬〜6月下旬にそれぞれの区域で2〜3回行った。
3.調査参加会員数
2003年は第1表に示す通り延42名の会員が調査を行った。
4.調査内容
19の調査区域毎に調査ルートを決めてルートセンサス方式で行った。その際、よくさえずるオオルリ、キビタキ、クロツグミ、ミソソザイ、サンコウチョウ等の夏鳥の雄をカウントした(雌は確認が困難であるのでカウントしない)。その他の野鳥については、調査時にその場所で観察した全ての野鳥の種類と繁殖行動が見られる場合はその旨を記録した。
5.結果
2003年の結果は第2表の通りであり、19区域(沢筋、谷筋)の内、16区域で合計64羽のオオルリ♂を確認した。
オオルリのカウントと同時に実施した夏鳥他全野鳥の調査結果は第2表の通りであり、2003年は54種が出現した。主な夏鳥等の出現数の経年変化は第第3表,第4表,第5表とグラフで示した。
また、ガビチョウがほぼ全地域で記録されており、この地域に定着した感がある。
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